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電子計算機「X-ViZ」

2011


CD: 松井龍哉
D: 鎌田将平
CL: コクヨS&T株式会社
X-ViZ(クロスヴィズ)シリーズは、主にPCを使って業務をおこなうビジネスパーソンを潜在ユーザーとし、機能的で先進的な新しいビジネススタイルを構築するためにデザインしたプレゼンテーションツールである。
実現したかったのはユーザーが気持ちよく、効率的にプレゼンテーションするシーンであり、その手段がこれらのプロダクトに表れている。プレゼンテーション時の一つ一つの動作を見直し、デザインによって問題を解決することで気品あるスマートなシーンを描いた。そのシーンはX-ViZシリーズの各製品が組合わさることでより明快なものとなっている。
電子計算機「X-ViZ」は、シンプルなスリムボディによって、立ち仕事での片手操作を可能にするモバイルカリキュレーター(電子計算機)である。
ジャケットやシャツのポケットに入り、仕事中、対人コミュニケーションの途中でもスマートに扱うことができる。各キーは僅かに曲面となっており、スマートな印象と操作感を両立させている。また、画面内に前回の計算結果を併記する機能は、電子計算機としての新機能であり、パソコンの「Ctrl+Z(ひとつ前の状態に戻る)」ボタンの役割を果たすPC世代に必要とされる機能だ。
考え抜かれた機能とデザインの効用は、ユーザーの所作を作法のように美しくすることに表れるだろう。
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