Platina

2003

音でコミュニケートするロボット

CD: 松井龍哉
CCD: 松井龍哉
D: 松井龍哉、星野裕之
TC: 株式会社ココロ、株式会社ファイン
S:トランスフォーム株式会社、日本SGI株式会社
P: 岡本成生
GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェイス)デザインがPC操作に激変をもたらしたように、「音」による人と機械とのコミュニケーション方法には、大きな可能性があると思う。
そこで赤ん坊が自らの意思を声で伝えるように、ロボットが自身の中にファイルしている音源サンプルからさまざまな音を出すことで、人とのコミュニケーションを発生させようと考えた。ロボットが人と関係を作りながら、自分自身のアルゴリズムに従って自己形成し、独特の音を創発させる装置である。
インテリジェントシステム未搭載のプロトタイプでは、音響効果のみを考え、音と光によって人とコミュニケーションする装置としてデザインした。腹部にサブウーハーと頭部にツイーターを持つスピーカー型ロボットの形態である。内蔵するLEDが、音の波形に合わせて多様な色のパターンを魅せる。聴覚障害者でも色でコミュニケーションすることができる。
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