U.T. Palette

2006


CD: 松井龍哉
CCD: 松井龍哉、星野裕之
D: 星野裕之
TC: プロダクト=日本SGI株式会社、
株式会社グローバルエンジニアリング、株式会社タイテック
TC: プロトタイプ=セントラル技研工業株式会社、
株式会社東京島津
P: 岡本成生
ジュエリー展示用の装置として、マネキン型ロボット「Palette」の機能を軽量化した。「Palette」同様、使用する場所や役割、クライアントが限定されているため開発目標の設定はシンプルだった。デザインは成人女性のプロポーションで、ひと回り小さいサイズである。これはジュエリーに注目してもらうための仕掛けであり、既存の什器に収まるサイズでもある。
U.T.は、顧客が正面に来た状況をカメラで捉え動き始める。顧客の動きやジュエリーに照明が当たる位置などを計算し、自らの動きを既に作られたいくつかのモーションプログラムから選択して実行する。視覚センサーからの情報を経験値として蓄積し、独自のモーションを創り出すアルゴリズムを持ったインテリジェントシステムを搭載している。
自らの機構と知能のシステムを情報として捉え、モーションでアウトプットすると、「U.T.」はロボットという存在として理論的にも具体的になると考えた。
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