IRIS VAN HERPEN 展覧会
CONCEPTION INTO CYBERSPACE.
2015
CD: 松井龍哉、イリス ヴァン ヘルペン
Space Design: 松井龍哉
Music: Ametsub
Project Planing: I&S BBDO
CL: 西武百貨店
Movie: 大山哲生、吉川忠博
P: 勝正輝
「身に纏う芸術作品」として様々に影響を与え続けるオランダ出身のデザイナー Iris Van Herpen
2015年、西武渋谷店のリニューアルを記念するイベントとして彼女の世界観を表現する展覧会が8/21から9/6まで開催され、私たちが空間デザインを担当した。
この展覧会では、彼女の2015年までのアーカイブ作品を中心に、近未来を予感する3Dプリンターから生まれた作品も展示。
Iris は「私にとって、ファッションは自分自身、そして自身の体に非常に身近な ものであり、自身の芸術の表現手法の一つです。それは、自らの欲求、ムードと自身のカルチャーが組み合わさる事により生まれます」と宣言をし大変感銘を受けた。
空間には2つの特徴をもたせた。まず入り口に向かう空間。会場入り口へと客を誘うためにこの壁を直線と曲面の2面で構成しIrisの宇宙に入る気分を誘導させた。床壁天井は全て白。そして会場に入ると床壁は一気に黒一色となり、スポットライトを浴びた作品が浮遊してオーラを放つ。そのスポットライトは床に6台配備されきちんとプログラム通り3次元で動く。この空間において微細な光を動かすデザインこそが彼女のメッセージである服に絶妙な命を与えることになった。